5:35起床、曇り。
洞爺湖サミットは福田首相が自分の成果を強調して終了した。
テレビを観ていて伝わってきたのは、洞爺湖サミットはマッチポンプ的な
茶番劇であるということだけだ。
洞爺湖周辺では車の渋滞を来たしいたずらにCO2を増加させた。
各国首脳の記念植樹行事は茶番の極みだ。
もし、植樹によって自然環境の大切さを世界に発信したいなら、
砂漠化が進行しているところにいって実質的な植樹を行なうべきだ。
福田首相は成果を強調し、支持率アップに弾みをつけたいところだったが、
リーダーシップのなさを露呈するにとどまった。
神輿に乗るだけの人ではサミットは無理だ。そのことだけはよくわかった。
<洞爺湖サミット閉幕>温暖化「交渉に弾み」首相、成果強調
7月10日1時49分配信 毎日新聞
北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)は9日、福田康夫首相が2050年までの温室効果ガス半減の長期目標について「気候変動枠組み条約の全締約国と共有し、採択を求める」とした主要8カ国(G8)合意を評価するなどの議長総括を発表し、3日間の日程を終えて閉幕した。長期目標共有のあり方は、国連と並行して、温室効果ガスの大量排出国である中国やインドなど新興8カ国を加えた主要経済国会合(MEM)でも協議を続け、来年のイタリアでのサミットで2回目のMEM首脳会合を開く。
福田首相は、閉幕に当たって記者会見し、長期目標の合意について「G8の中でもいろいろな立場があり、違いを乗り越えながら共通の認識を示し、国連交渉に弾みをつける貢献ができた」と成果を強調した。
原油・食糧高騰に対し、「G8は協力して対応し、インフレの抑制に努める」との決意を表明。「地球温暖化の進行、原油や食糧価格の高騰、金融市場の緊張など世界規模の課題が非常に切実な形で人々の生活に影響を与えている中で開かれた重要なサミットだった」と意義付けた。
また、同日発表した議長総括では、20年までに目指す中期目標について、具体的な数値目標は盛りこまれなかったものの、国別総量目標導入で合意した意義を指摘した。
世界経済では「原油・食糧高騰とインフレ圧力の高まりに対して取り組む」との意思を表明。原油の需給バランス改善のため、生産国と消費国が協力して生産量の増強やエネルギー効率の改善に取り組む。食糧問題では食糧生産を促進するため、農業分野の援助・投資を増加させる。
需給バランスをゆがめ、原油・食糧高騰の要因との指摘もある投機資金の流入については、市場の透明性向上の必要性を指摘したが、米国などに配慮し、市場規制には踏み込まなかった。食糧高騰の一因と言われるバイオ燃料についても「食糧安全保障と両立する」との表現にとどめた。
また、北朝鮮に対し、すべての核兵器と核計画を放棄し、核計画申告内容の検証に完全に協力するよう要請。G8首脳宣言に初めて明記した拉致問題について、議長声明でも改めて早期解決のため速やかな行動を求めた。【須藤孝】