5:20起床、雨
昨日は国立新美術館の「エミリー・ウングワレー展」に行った。
先日の美術館巡りで割引券を得ていたことと、アボリジニが生んだ天才画家という
釣り文句に魅かれてのことである。
展示作品を一渡り観てその迫力に圧倒された。
①エミリー・ウングワレーの作品は観ないことには何も始まらない。
②エミリー・ウングワレーは抽象画を描いたのではない。
エミリー・ウングワレーは巨大なカンヴァスに、カーメ(種)・花・
根・大地そしてアルハルクラ(故郷)を描いた。
③推定84才のときに描いた《大地の創造》をエポックにして
エミリー・ウングワレーは自身の魂を描き始め、推定86才で亡くなる
2週間前に自身と故郷の融合を果たした。
解説板より抜粋
「エミリー・ウングワレー(1910頃生まれ、1996年9月2日没)は
1988年に企画された絵画制作のプロジェクトを機にアクリル絵具による
カンヴァス画を手がけるようになり、最初のカンヴァス作品である《エミューの女》
は美術界に大きな衝撃を与えた。」
いいものを観た。エミリー・ウングワレーを聴いた。