5:50起床、晴れ。
先週、パワーブリーズという呼吸筋を強化する健康器具を購入した。
早速、試してみて戸惑ったのが、息を吐く方にはまったく負荷をかけず、
吸う方にのみかなりの負荷をかけているということだ。
この器具を使って30回の呼吸を、日に2セット行えば呼吸筋が強化されるとの
能書きにしたがって早速チャレンジしたが、10回もしないうちに息切れしてしまった。
以前から肺活量には自信があって、腹式呼吸も出来ていると思っていたので
これはショックであった。
何回かチャレンジするうちにコツが掴めて安定的にすばやく息を吸うことが
出来るようになった。
CLの練習をしてみるとその効果はてきめんで、それまで息が続かないで
変な息継ぎをしていたのが解消された。それと同時に呼気の供給に
粘りがついたようでフレーズ全体を見通して表現することが可能となった。
勿論、音色の向上にもかなりの効果が期待できる。
これまで腹式呼吸について「お腹から空気を吐ききれば、吸う方は
意識しなくても空気はお腹に入ってくる」と教えられそのように理解していた。
しかし、そうした腹式呼吸を支えている呼吸筋を鍛えるためには
逆に吸う方が大切であることを実感した。
空気を出すための腹筋は腹筋運動で強化できるが、吸う方の筋肉は
対表面側からの負荷では難しく、強化の手立てもない。
それに応えているのがパワーブリーズだ。
これからもパワーブリーズを使って行こう。
考えてみれば、何でも出すことより取り込むことのほうが
多大のエネルギーを必要とする。
お金はその典型だ。出す(使う)のは取り込む(稼ぐ)のに比べてずっとたやすい。
だから、人は稼ぎに応じて使うのをコントロールしなければ
自己破綻をきたす。
しかも、無駄遣いはたやすいが、活き金の使い方は難しい。