政治評論家の森田氏は民主党代表小沢の辞意表明撤回の後、口を極めて小沢批判を執拗に繰り返している。小沢のプッツン以上に森田氏はプッツンしてしまったようだ。
森田氏が不思議なのは、首相福田の批判は一切しないで、民主党はいいが、代表小沢ほか民主党執行部はダメと言う固定観念に固まっていることだ。私には到底理解できない。
森田氏は「森田実の時代を斬る」というホームページで時代を斬っているつもりが、逆に時代に斬られてしまったのではないかと危惧している。
今日の記事はこう結ばれていた。
(引用開始)
「この世の中で一番むずかしいことは自分自身を知ることである」と言ったのは哲学の祖ターレスである。人間は老いる。そして精神力も知的能力も落ちる。だから人間は、老境に入ったら自分自身を注意深く観察し、引退時期を誤らないようにしなければならない。いつ衰退・老化が起こるか、人それぞれである。60歳代から衰える人もいれば80歳代で健全な精神を保っている人もいる。ただし、はっきりしていることは、老人は早めに権力の座から去るべきである。権力の座にいる老人を引きずり下ろすのはきわめてむずかしいことである。判断力を失った年とった権力者ほど有害なものはない。私も含めて年寄りは自らが老いたと気づいたら早めに去るべきである。 (引用終了)
早めに権力の座から去るべき老人は大連立構想を仕組んだ福田陣営にたくさんいる。
民主党代表小沢は判断力を失った年とった権力者達をいたずらに刺激することなく、
その罠から逃れるために、辞意表明→撤回という手をうった。マスコミを自陣につけた福田陣営の仕組んだ罠は大仕掛けで、こういった奇想天外な手をうたなければ民主党は難を逃れることが出来なかったのではないか。小沢は狂を演じた。私はそう確信している。