外相高村は「米国側ももう少し日本政府に情報をくれないと、なかなか野党や国民を説得するのは難しい」と言った。
外相高村のこの言には
「参院で野党が過半数にたっしていなかったら、米側に情報開示など求めることなくこれまでどおり強行採決できた。米側には迷惑かけて申し訳ない。」とのニュアンスがある。
とんでもないことだ。
自民党は正確な情報に基づき政治判断をすると言った、政治家としての最低限の良心も投げ捨ててしまったようだ。自民党に出来るのは強行採決だけだ。
自民党はマジョリティに慢心してしまって完全に烏合の衆に成り下がった。
日曜日の今日は、自民党の閣僚や議員、御用評論家がいろいろほざいていたが、
すべての問題で自民党は後手に回っている。
今まで地道な政治活動を行っていなかったのだから自業自得だ。
明日の所信表明演説で福田内閣が発足すると言うが、
首相福田はこれまでの自公政権の不実を国民に謙虚に詫びて
衆院解散の道筋を示すべきだ。
首相福田は自分で「背水の陣内閣」と言ったようであるが、
自公議員の多くはもう既に川の中でおぼれている。
早く選挙をやって助けないと助かる人も助からないぞ。
給油活動、米に情報開示要求 日米外相会談
2007年09月28日02時35分
訪米中の高村外相は27日、ライス国務長官との会談で、11月1日で期限切れとなる海上自衛隊のインド洋での給油活動について、「米国側ももう少し日本政府に情報をくれないと、なかなか野党や国民を説得するのは難しい」と述べ、関連の情報開示を求めた。ライス長官は「よく理解できる」と応じたという。
会談後、高村外相が記者団に語った。外相は会談で給油活動の延長について「全力を尽くしているが、参院で野党が過半数を持っているのでそう易しいことではない」との認識も示した。
北朝鮮を米国のテロ支援国家リストから除外する問題では、外相が「拉致の解決がないままに解除すると日朝関係を進めていくテコがなくなり、非常にうまくない。そういうことをしないでほしい」と求めた。ライス長官は「基本的に日本の立場はよく分かっている。そういうことも考慮していきたい」と応じた。また、外相は「新しい内閣でも日米基軸で外交方針を展開していく」との考えを表明した。