5:10起床、曇り。
昨夕、夏の旅行から帰ってきた。
7月30日の朝、出発し、3泊4日の旅になった。
そもそもの目的は数え百歳になる
妻方の祖母に会うことである。
名古屋で祖母の元気な姿に触れてから、
今回の旅を始めた。
行き先は漠然とではあるが天橋立に置いた。
行程は次のようになった。
7月30日:東京⇒名古屋⇒琵琶湖・湖北地区(泊)
7月31日:(泊)⇒気比の松原⇒三方五湖⇒舞鶴(泊)
8月1日:(泊)⇒天橋立⇒伊根⇒岡崎(泊)
8月2日:(泊)⇒三保の松原⇒山中湖⇒道志⇒帰着
いつものことながら、無計画の気ままな旅であったが、
終ってみれば天気にも恵まれ、満足できる旅であった。
連れの妻と義母とも、いい思い出が出来た。
今回の松原のうちで、一番痛みが激しいのは三保だ。
樹形を観ても、強風にさらされ、どの樹も陸に向かって傾いている。
枯れ葉、枯れ枝も多い。
そして、砂浜も地図で見るようなきれいな弧は崩れつつある。
テトラポットで侵食を止めているようだ。
もともと松原は強風等から人の生活を守ることにあるので、
その意味では三保の松原は大変な働きをしている。
天橋立は期待に違わぬ素晴らしい景観であった。
「股のぞき」発祥の場所にある踏み石に乗って股のぞきをしたが、
すべてが宙に浮いたようで、不思議な美しさを味わった。
気比の松原を散策したが、空気が清明であり、穏やかな風景に心和む。
地元の人々が松原に来て楽しむ。それが松原保存の決め手だ。
日本を代表する三大松原を巡ってそう感じた。
伊根の、舟屋のある街並は東京の下町に似て人情味を感じさせる。
街角に置かれている草花にもそれを感じた。
湖北地区、三方五湖等どれもよかったけれど、
生きてこうしていれることが一番すばらしいことだと実感させてもらった
旅であった。