1か月前に首相安倍は「WEは労働時間短縮になって少子化対策にも必要」と言っていた。
その理屈を説明しないまま今度はWE改正法案は見送ると言っている。
国民はこの間の首相安倍の思考過程が知りたいのだ。
右と言ったり左と言ったり、要は基本的な考えを示さないから危険なのだ。
基本的心構えは祖父岸信介への憧憬だ。
<安倍首相>WE見送り、時間外賃金の割増率引き上げ指示
2月6日22時53分配信 毎日新聞
安倍首相は6日、柳沢伯夫厚生労働大臣に政府が今国会に提出予定の労働基準法改正案のうち、残業という概念をなくす日本版ホワイトカラー・エグゼンプション(WE)などの提出を見送り、時間外労働賃金の割増率の引き上げだけを盛り込むことを指示した。WEに関しては、今後、同協議会などでさらに検討するとしている。
残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」
2007年01月05日22時01分
安倍首相は5日、一定条件下で会社員の残業代をゼロにする「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入について「日本人は少し働き過ぎじゃないかという感じを持っている方も多いのではないか」と述べ、労働時間短縮につながるとの見方を示した。さらに「(労働時間短縮の結果で増えることになる)家で過ごす時間は、例えば少子化(対策)にとっても必要。ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を見直していくべきだ」とも述べ、出生率増加にも役立つという考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は「家で家族そろって食卓を囲む時間はもっと必要ではないかと思う」と指摘。長く働くほど残業手当がもらえる仕組みを変えれば、労働者が働く時間を弾力的に決められ、結果として家で過ごす時間も増えると解釈しているようだ。