ゆく春、桜の季節は終わった。
散り際は自然の摂理だ。
小泉桜は一斉に散って
季節は変わる。
(毎日新聞) - 4月15日17時13分更新
桜を見る会 首相主催、真央選手ら1万人参加 新宿御苑
小泉純一郎首相主催の「桜を見る会」が15日午前、東京都新宿区の新宿御苑で開かれた。フィギュアスケートの浅田真央選手ら政財界、文化・スポーツ界の約1万1000人が満開の八重桜を楽しんだ。
会は毎年の恒例行事で、9月に退陣する小泉首相にとって今回が最後となる。あいさつに立った首相は「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」の歌を引用し、「花はぱっと散るからきれいだ。私も引き際、散り際を大事に、職責から逃げることなく頑張っていきたい」と締めくくった。
「散りぬべき……」は戦国時代、非業の死を遂げた細川ガラシャの辞世の歌。首相在任中、小泉首相と同じく高支持率を維持し、98年に議員を辞職した細川護煕元首相も引退会見で使い、自らの心境を代弁させた。【渡辺創】