尼崎の電車転覆事故の真相解明は「運転士はなぜ制限速度70キロのカーブに大幅な速度オーバーで突っ込んだのか」「何が運転士にそうさせたのか」がポイントであると私は考えている。
ただ、これは運転士の心の中の問題であり運転士が亡くなられた今となっては、JR西日本の社長も言われているように直接解明は難しくなっている。しかし、ここにきて同僚運転士の見解が報道された。また、特にインターネット・ブログを通してJR西日本の運転士の勤務実態等についても様々な情報がもたらされている。これらの情報を分析整理すれば、この事故の核心にかなりせまれるのではないかと思う。事故を引き起こした運転士に重大な責任がある。しかしそれ以上にJR西日本の管理監督責任は重い。ましてや経営責任は更に重い。
4月29日6:28付けの朝日新聞報道によれば、兵庫県警はJR西日本の刑事責任を追及する方針を固めたようだ。その動きを引き続き注視していこうと思う。