3月25日は愛娘の大学卒業式に出かけた。これが自身の子供最後の卒業式であり我が事のように思われた。そして娘は入社前の研修に旅立ち、4月1日から社会人となる。3人の子の親として子供がすべて自立してしまうと一抹の寂しさを感じる。
今思い返すに子供三人が就職する際にはインターネットによるエントリーが大前提であった。長男が就職活動をしている時、自らの経験から、どんどん会社訪問したらいいと言ったところ、長男からはその前段階としてインターネットでのエントリーが必要なんだよ。エントリーするためには、業界に関する知識を仕入れ、自分の志望動機をまとめなければならず大変なんだとたしなめられた。また、面接をうけた感想として、先輩社員が自社の業界のことを何にも知らないとあきれて話していたのを5年ほど経った今でも鮮明に覚えている。
今日フジテレビvsライブドアかで世論は二分している。政治の自民vs民主より対立軸はずっと鮮明である。この対立軸はテレビvsインターネットにある。もしこの二つで国民投票をしたら面白い結果がでるのではないか、おそらく投票率は実際の選挙よりも上がるのではないか。フジvsライブドアの問題を矮小化してはならない。新聞・ラジオ・テレビだけではマスメディアは不十分でありインターネットが必要不可欠であることを万人が認識する必要がある。子供たちは就職と言う転機に際しインターネットによって振るいにかけられている。逆に大人たちはインターネットによって子供たちの将来を決めいるのだ。若者にとってインターネットは新聞・ラジオ・テレビ等より数段価値のあるものである。このことを大人たちは謙虚に認めるべきだ。