4:55起床、雨。+17℃
ねずみもちの花が雨にたわんで、すっかり梅雨模様だ。
昨日は海外ツアーの会合のため都心に出た。
街行く人も会合に集う人も3.11以降物悲しく観える。
悲しみは深く沈潜し、将来は不安で澱んでいる。
原発の炉心溶融はメルトダウン、メルトスルーどころか、
メルトアウトして大量の水と共に、地震で出来た亀裂から
地中深く流れ込んでしまい、やがてそれが未来永劫続く放射能汚染をもたらすのではないか。そんな悲観的な考えにとらわれてしまう。
人間社会は永遠に消滅しない厄介なものを抱え込んだ。
原発はなくすことが出来ても、使用済み核燃料は永遠に残る。
永遠なる核燃料は人間が利用してはならない禁断の木の実だ。
人類は救いのない第二の原罪を犯したようだ。
己を奮い立たせるために再度私の思いを記しておく。
「放射能は人の命を蝕み、未来を汚染し人の魂や思いを奪う」
「放射能はまた来る春を希望から失望に変えてしまう」
「放射能に生活を奪われ、希望も奪われてたまるか。放射能に未来までも汚染されてたまるか。」
これが原子力危機に対する私の思いである。