4:55起床、晴れ。
昨日4月3日は雁ヶ腹摺山に行った。
この山は駅から直接登るのは無理なので、
車で登山口の大峠まで行くことにした。
ところが、林道の冬季通行禁止が解けておらず、
予定より大分手前から歩くことになった。
その結果、
8:30駐車したところ(桑西テニス)から登山口まで2時間自動車道を歩き、
そこから、頂上まで1時間。頂上で30分程過ごした後、ほぼ同じ時間をかけて下山、
車のところに帰り着いたのは15:00であった。
総行程6時間30分そのうち4時間は自動車道をひたすら歩いた。
車の通らない広い舗装道を春の日差しを浴びて歩くのはなんとも気持ちがいい。
聞えるのは小鳥のさえずり、自分の足音、耳をかすめる風の音だ。
往き1時間ほど歩いたころから、背後に富士山が見え出す。
その富士山は登るとともにその全容を現わす。
その姿は雄大で、道すがら展望の利くところでは往きも帰りも賛嘆の声をあげ、
写真を何枚も撮った。その去りがたさは名画を観た時と似た感覚であった。
植生も途中から赤松が樅に変わり、檜が唐松に変わる。
頂上は樅の群落であった。樺とかシオジとかの落葉樹とのコントラストが
光に映えてなんとも美しい。
今回の山行きは将に至福の時であった。
自然の摂理の中で過ごす喜びは何ものにも変えがたい。
帰りには猿橋を観に立ち寄った。車ならではの芸当である。
今度は小金沢連嶺を縦走してみようと思う。
山行きは尽きない。